関西地盤のホテルチェーン「WBF」が経営破綻 日本橋の新ホテル計画は?

関西地盤のホテルチェーン「WBF」が経営破綻 日本橋の新ホテル計画は?

関西を中心に国内で約30ヵ所のホテルを展開するWBFホテル&リゾーツ(本社・大阪市北区)は27日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約160億円。


▲日本橋5丁目・恵美須町駅近くの「ホテルWBF アートステイなんば」。新型コロナの影響で3月より全面休館していた

同社は、関西地盤の中堅旅行会社「ホワイト・ベアーファミリー」(本社・大阪市北区)が、ホテル・リゾート施設の運営会社として2009年12月に設立。当初は北海道での事業展開が中心だったが、近年は訪日外国人客(インバウンド)増加の追い風に乗る形で大阪市内に多数のホテルを展開し急成長、2019年3月期の売上高は約47億円をあげていた。日本橋エリアでは2016年4月の「シェルネルなんば by WBF」を皮切りに「ホテルWBF アートステイなんば」(2017年5月)、「-なんば日本橋」(2018年10月)と次々に新規ホテルをオープン。その他、地下鉄日本橋駅近くでも「-なんば黒門」「-なんば文楽」を展開していた。
しかし、今年に入り新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による観光客の激減から宿泊客のキャンセルが相次ぎ業容が悪化、一部ホテルで全面休業を余儀なくされるなど大きな打撃を受けていた。そのような中、4月7日に緊急事態宣言が発令されるなど事態の終息見通しが立たなくなったことから、支えきれず今回の措置となった。今後は新たなスポンサー企業のもとで再建を図るとしている。
なお、同社以外のWBFグループ各社は現在も営業を続けている。


▲日本橋5丁目ではさらに新たなホテル計画も発表していたが……

また、WBFホテル&リゾーツは日本橋5丁目で「ホテルWBF アートステイなんば」に続く新規ホテルの建設計画を発表していたが、当初の着工予定時期(昨年7月)から1年近く経過した現在でも着工には至っておらず、計画はこのまま白紙となる可能性が高い。

■関連リンク
帝国データバンク倒産情報:WBFホテル&リゾーツ株式会社
ホテルWBFグループ
WBFホールディングス(WBFグループの統括会社、4/29現在サイトは公開停止中)

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