PCパーツショップ「ツクモ」の九十九電機、民事再生法を申請

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PCパーツショップ「ツクモ」を展開する九十九電機株式会社(東京都千代田区)は、本日10月30日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した。負債総額は約110億円。
同社は1947年に東京・秋葉原で創業。その後秋葉原を拠点に多店舗展開を進めるほか大阪・名古屋・札幌にも出店、最盛期の2000年には約374億円の売上高を計上した。その後ITバブルの崩壊などで一時低迷するも、ここ数年はヘビーユーザー向けの商品特化やインターネット通販の成功などで業績は持ち直し、直近の2007年8月期には売上高約320億円にまで回復。最近ではロボット関連製品の専門店など新業態の展開にも取り組んでいた。しかし、競争激化による利益率の低下や既存借入金の返済等により資金繰りは多忙な状態であったとされ、最近では一部取引先への支払が遅延するなど動向が注目されていた。

なお、日本橋エリアではなんさん通りに「なんば店」を出店しているが、今後の営業等について現時点での公式発表はない。また本日午後現在、店頭でもこの件を伝える掲示等は特に見られなかった。

■関連リンク
九十九電機
ツクモなんば店
帝国データバンク大型倒産情報 – 九十九電機株式会社 民事再生法の適用を申請
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