5月1日より、大阪市の条例による日本橋エリアでの「自転車放置禁止区域」が大幅に拡大された。あわせて、恵美須町駅1B出口横にあった市営駐輪場の利用も有料となり、さらにその一部が定期利用者向けの区画になったため、来街者がその場で利用できる駐輪場は大幅に減少する形ともなった。
大阪市では、これまでにも市内の鉄道駅から概ね300m以内の範囲を順次自転車放置禁止区域に指定しており、日本橋エリアでも、2012年末に南海なんば駅からなんさん通り~オタロードにかけての一帯が禁止区域に指定された後、翌2013 年には堺筋の日本橋3丁目南交差点(ホテルヒラリーズ前)付近まで拡大。そして今回は地下鉄恵美須町駅周辺まで一気に広がり、堺筋に面した商店街のアーケード部分を含む日本橋エリアのほぼ全てが禁止区域に。まさに自転車の逃げ場がほぼなくなる状態となった。
これらの一連の対応、自転車利用者にとってはまさに冷遇とも言える仕打ちだが、近年集客力の低下と空き店舗の増加が目立つこの界隈において、今回の新たな施策がどのような影響を及ぼすのかは今後興味深いところ。
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