ヤマダ電機は、「LABI1なんば」における無料シャトルバスの運行を今月中旬で終了することを発表した。本日現在まだ運行はされていたが、近日中に廃止になるものと思われる。
LABI1なんばは、南海難波駅「なんばパークス」の南側に2006年3月オープン。郊外型店舗の大量出店で急成長したヤマダ電機による初めての都心型店舗であることや、競合店であるヨドバシカメラ(梅田)前から店舗へのシャトルバスを運行する奇策などもあって当初は話題を集めたものの、開業景気が一段落した後は売上・集客ともに低迷。その後、駐車場料金の引き下げ(終日定額化)や価格対抗等で最近では若干回復傾向にあるとされるが、シャトルバスは店舗への集客ツールではなくキタとミナミを結ぶ無料の交通手段として来店客以外の利用が多数を占め、中にはLABIでバスを下車して日本橋方面に向かう客も少なからず見受けられた。そのためか某巨大掲示板などを中心に「乞食バス」と揶揄されることもあった。
いずれにせよ、今回のバス運行終了は、もうそこまでしなくても客は呼べるという自信の表れか。
あるいは、毎月数百万ともされる運行経費の負担に音を上げた単なる経費削減策なのか?
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ヤマダ電機 LABI1なんば
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運行終了の掲示
目的外利用への警告
梅田からのシャトルバス