【プレスリリース】「日本橋地域の店舗出店動向調査結果」2018年版を公開

【プレスリリース】「日本橋地域の店舗出店動向調査結果」2018年版を公開

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大阪・日本橋 店舗数は微増も、路面店出店は困難に
~日本橋地域の店舗出店動向調査結果(2018年)を発表~
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大阪・日本橋を拠点に、地域情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE(日本橋ショップヘッドライン)」とフリーペーパー「pontab(ぽんタブ)」を運営する有限会社デシリットル・ファクトリー(大阪市中央区日本橋、代表取締役:楠瀬航)では、日本橋地域の現況を定量的に把握するため、店舗の出店・退店状況やエリア別・業種別の動向などを「日本橋地域の店舗出店動向調査」として毎年発表しています。
このたび、2018年分の調査結果がまとまりましたのでお知らせいたします。

2018年の日本橋地域全体での新規出店は59店舗、退店は54店舗となり、差し引き5店舗の純増となりました。
店舗数については2014年に26店舗の大幅増を記録して以来、いずれはその反動が現れると予想されていたものの、幸いにも同時期から急増した訪日外国人客(インバウンド)によるさまざまな需要が、難波を中心としたミナミ一帯で過熱。その余波が難波からほど近い日本橋にも及ぶ形で、インバウンド需要を見込んだ免税店やドラッグストア、飲食店などが多数出店。その後も、店舗数は現在までほぼ減少せず堅調に推移する結果となっています。
さらに“インバウンドバブル”のもう一つの影響として、ここ数年で日本橋のメインストリートである堺筋沿いを中心に、空き店舗となっていた好立地物件が相次いでホテルへと姿を変えたことで、店舗として出店可能な物件の絶対数が減少。この2つの流れが重なり合うことで、現在、難波中2丁目や日本橋3丁目、そして日本橋4丁目の難波寄りにあたる場所などでは新規出店可能な物件の供給が極めて限られ、かつ賃料も高騰した完全な「売り手市場」の状態となっています。つまり、現状では路面店舗については、既存店舗から退店が発生した数が新規出店の事実上の上限であると考えても良く、今後しばらくの間は店舗の入れ替わりこそ発生しても、店舗数自体の増加は期待しにくい状況です。ちなみに店舗数が5店舗の純増となった2018年も、路面店舗に限れば増減なしとなっています。
エリア別の動向では、ここ十年以上衰退傾向に歯止めが掛からなかった地下鉄恵美須町駅を中心とした日本橋5丁目エリアにおいて、店舗数が4年ぶりの増加に転じたことが注目されます。中でも、決してメジャーではないが特定の顧客層に強くアピールできる、ある意味で「日本橋らしい」とも言える趣味性の高い専門店の出店が相次いだことが、ここ数年来の傾向とは異なる特徴となっています。

上記をはじめとする調査結果の詳細は、今月26日より配布を開始した「pontab」最新号(Vol.33)にて掲載しております。なお、紙面は「pontab」の公式サイトからもPDF形式で見ることができます。

【調査概要】
調査範囲:
大阪市浪速区難波中2丁目・日本橋3~5丁目(でんでんタウン/日本橋電気街)
調査期間:
2018年1月1日~2018年12月31日(1年間)
調査項目:
1.出店・退店の概況
2.業種別出店状況
3.各エリア別出店状況
4.新規出店の立地および運営組織形態
5.新規出店店舗の継続性
6.注目すべき業種等の動向、その他考察 など

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【このプレスリリースについてのお問い合わせ】
NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE 編集部
(有限会社デシリットル・ファクトリー内 担当:楠瀬/立花)
〒542-0073 大阪市中央区日本橋1-25-18 新浪花ビル505
※お問い合わせはこちらのメールフォームにて承ります
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