日本橋4丁目の屋台村「四丁目劇場」は今月末で閉鎖、今後の活用計画は不透明

日本橋4丁目の屋台村「四丁目劇場」は今月末で閉鎖、今後の活用計画は不透明

日本橋4丁目(堺筋西側)の屋台村「四丁目劇場」は、今月末で閉鎖されることが明らかになった。

この屋台村がある場所、その昔は日本橋を代表する家電量販店のひとつであった「ニノミヤ」の本店が立地していたが、同社の経営破綻と閉店に伴い建物は解体。その後は地場マンションデベロッパーの「東昌リアライズ」(大阪市東淀川区)が土地を取得しワンルームマンションの建設を計画していたものの、こちらも諸事情により計画が事実上頓挫、2009年秋頃からは屋台村として暫定活用されていた。なお、当初は屋台村だけでなく敷地中央に舞台を設けて週末毎にイベントも開催していたが(「四丁目劇場」の名称はこのことに由来する)、こちらも自然消滅し昨年頃からはイベントも殆ど開催されなくなっていた。

現在出店中の某店関係者によると、屋台村を管理する「東昌ビルマネージメント」(東昌リアライズの関連会社)から6月末で閉鎖する旨の通知があったのは数日前のことで、その際に東昌リアライズは既に土地を他社に売却しており、今回の閉鎖は売却先の会社の意向によるものと説明されたとのこと。但し、新たな土地取得者の詳細や今後の開発意向等については明らかにされなかったという。

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四丁目劇場
東昌ビルマネージメント
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屋台村の全景(堺筋側から撮影)。コンテナ型店舗や移動販売車などもあり、出店形態は様々
管理会社は商売の内容に特に制限を設けていないようで、このような商品を売り物にする店も
敷地中央部への入口。舞台とそこでのイベントはなくなったが「四丁目劇場」のゲートだけは現在も残る
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