ニノミヤ本店跡のマンション建設計画は事実上の凍結か?

ニノミヤ本店跡のマンション建設計画は事実上の凍結か?

昨年秋にマンション建設計画が明らかになって以降、地元の一部で反対の動きが見られたり、新聞記事にもなるなど何かと物議を醸していた旧ニノミヤ日本橋本店跡地の開発動向だが、建物解体後の動きがどうも不透明になっている模様。

昨年6月のニノミヤ自主廃業後、この物件はマンションデベロッパーの東昌リアライズ(大阪市東淀川区)が取得。程なく持ち上がったワンルームマンションの建設計画に対し、でんでんタウン協栄会をはじめとする地元の商業者団体が反対を表明。これに対し、業者側からは「ワンルームマンションは建てないで一階に店舗の有るビジネスホテルにする予定」との回答があったというが、その後地元への回答を反故にする形で当初案通りワンルームマンションを建設する計画が進行していることが判明し、建物の解体作業が進められていた。

今年になって解体工事は完了し更地になったものの、引き続いて新たな工事が始まる気配は現在まで全く見られていない。耐震偽装問題に端を発した建築基準法の厳格化や、昨年後半から表面化した米国でのサブプライムローン問題の余波なども相まって、新興・中小のマンションデベロッパーには資金繰りが悪化している企業も少なからず出現している模様だが、果たしてここでは当初の計画通りマンション建設までこぎ着けることが出来るのだろうか?

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