今年初めにホテル「シタディーンなんば大阪」を核にした複合商業施設へと全面リニューアルした髙島屋東別館の1階に、「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」が7月10日にオープンした。当初は4月下旬のオープンを予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大や緊急事態宣言発令などの影響から延期となっていた。
施設面積は約1,350㎡、座席数は264席。運営を行うのは紙谷太陽グループの豊富商事(本社・吹田市)。
▲施設が入居する髙島屋東別館
▲「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」の入口
▲店舗一覧
「フードホール」とは、大型商業施設などでよく見られるいわゆる「フードコート」の進化版。明確な定義はないが、ファミリー向けに均質化されがちなフードコートよりも個性的な飲食店が多く集まる場合が多く、ここ数年の間に東京・大阪の都心部における商業施設でこの名称を冠したフロアをオープンさせる事例が増えてきている。
「コミュニティーフードホール 大阪・日本橋」は、常設10店舗と期間限定の催事店舗4店舗で構成。大阪初出店となる京都・伏見の日本酒バル「伏水(ふしみ)酒蔵小路」や、本施設のオープンに合わせて大国町から本店を移転させる手打ちそばの「NEXT黒豆蕎麦 hanako」、スペシャリティコーヒーカフェを全国展開する「タリーズコーヒー」などが出店する。その他、出店店舗の一覧は以下の通り。
▲施設内部の様子
▲大国町から本店を移転させた、手打ちそばの「NEXT黒豆蕎麦 hanako」
▲大阪初出店となる京都・伏見の日本酒バル「伏水(ふしみ)酒蔵小路」
▲「タリーズコーヒー」は堺筋に面した形での出店、入口も別に設ける。朝8時から営業
また、施設内の共有飲食スペースでは壁面にプロジェクションマッピングを投影するほか、イベントスペースでは音楽ライブや舞踏、マジック芸や手品などの各種イベントも日替わりで開催するなど、食のまち・大阪ミナミならではの「食事」と「エンターテイメント」を融合した魅力あふれる憩いの空間を提供するとしている。
年中無休で営業、営業時間は10時から22時(タリーズコーヒーのみ8時から、飲食店のラストオーダーは全店21時30分)となっている。
住所:浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館1階
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コミュニティーフードホール 大阪・日本橋
紙谷太陽グループ
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