日本橋5丁目の高級オーディオ専門店「共電社」が閉店へ

日本橋5丁目の高級オーディオ専門店「共電社」が閉店へ

日本橋エリアにおけるオーディオ専門店の草分け的存在である「共電社」(日本橋5-8-25、堺筋アーケード東側)が、閉店に向けて動いていることが明らかになった。まだ正確な閉店日こそ発表されていないものの、店舗では既に今月8日より9月下旬までの予定で「閉店セール」が始まっており、セール終了後に閉店へと向かう公算が強い。

共電社が加盟する「でんでんタウン協栄会」の公式サイトによると、同店は戦後間もない1948年に創業、1950年には事業を法人化して現在地に移転。創業当初はラジオやパーツ類の販売を主力としていたが、折からの高度成長と家電ブームに乗る形で家電・オーディオ製品の販売に軸足を移し、最盛期には日本橋エリアで3店舗を展開していた。近年は競合の激化もあり、2002年には3店舗のうち「ビーバー」「ピッコロ」の2店舗を閉店し家電販売から撤退。現店舗の「サウンドパル」のみを残し、高級オーディオに特化した専門店として営業を続けていた。

■関連リンク
共電社
でんでんタウン協栄会:日本橋電気屋物語 第十五話「共電社」

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堺筋側から見た店舗

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堺筋の裏側(東側)から見た店舗。高く生い茂った蔦が歴史を感じさせる

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店内には「閉店セール」の掲示が目立つ。なお、このような可能性も捨てきれなかったので念の為に店員に確認したところ、セール終了後に完全閉店するとの回答。

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現店舗の向かい側、「ビーバー」の標記が残るビル(現在はDVD販売店が入居)。

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