一昨年秋にマンション建設計画が明らかになって以降、地元の商店街関係者から抗議声明が出たり、新聞にも大きく取り上げられるなど物議を醸していた、旧「ニノミヤ日本橋本店」跡地。
ただ、その後の急速な景気悪化から建設計画は先送りされ、現在まで空地のまま放置されていることは周知の通り。堺筋に面した好立地にありながら全く有効活用されていない状態だが、最近になってちょっとした動きが。
これまで「東昌リアライズ(株)所有地」と土地所有者の企業名が記されていた敷地内の仮囲いに、いつの間にか「P 30分100円」という新たな表記が大きく書き加えられている。仮囲いの奥では整地も進んでいることから、近日中にコインパーキングとなる模様。仕込んだ土地が塩漬け状態になったことを認めた上で、それなら少しでも日銭を稼いでやろうという皮算用だろうか。
いずれにせよ、マンションであれそれ以外の施設であれ、この場所に何らかの「建物」が出来る可能性は遠のいたと見て良さそうである。
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