日本橋4丁目（堺筋アーケード西側）の旧「ニノミヤ日本橋本店」跡地では、ビジネスホテルの出店を前提としたビル建設が進められていたが、このたび大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」の入居が明らかになった。現地の看板によれば、ホテル名称は「東横INN 大阪なんば日本橋」となり、来春のオープンを予定している。
最盛期の日本橋を代表する家電量販店のひとつとして相応の知名度を有した「ニノミヤ」であったが、競合激化による売上減少や同族経営ゆえの迷走などから2005年1月に経営破綻。その後、一時は規模を縮小して自主再建に取り組むも結果的には奏功せず、2007年5月に自主廃業し、会社自体も清算された。
会社清算後、当物件は地場のマンションデベロッパー・東昌リアライズ（大阪市東淀川区）が取得しワンルームマンションの建設を計画するも、その後のリーマンショックによって計画は頓挫。2009年秋頃から屋台村としての暫定利用が行われた後、2012年6月に地元の建設会社・吉富建設（大阪市中央区）に所有権が移転し、同社が施工主となってビジネスホテルの入居を前提としたビル建設に着手していた。同社はこれまでにも新大阪や伊丹で自社開発のビルを東横インへ一括賃貸しているほか、難波では自社直営の独自ブランドによるビジネスホテル「ビジネスイン千日前ホテル」も運営しており、不動産事業の一環としてのホテル運営には一定の実績を持っている模様。
なお、東横インチェーンでは、新規ホテルのオープンからしばらくの間（概ね1ヶ月程度）「サンキュー・ゴメンネ キャンペーン」と題して、3,950円（税抜）の特別価格で宿泊できるキャンペーンを実施するのが恒例となっている。まだ正確なオープン日程は発表されていないが、オープン直後のお得な宿泊企画にも期待できそうだ。
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東横イン ※2014/06/21 19:00現在、当物件についての情報は未掲載
吉富建設
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