ニノミヤ、事実上の自主廃業へ

2007年05月17日[閉店

株式会社ニノミヤは、現在唯一営業している「日本橋本店」における全ての営業を終了し、事業を廃止することを公式サイトで発表した。「ホビックス」の営業は既に16日付で終了しており、残る「パーツランド」の営業も6月10日で終了となる。

公式サイトでは、代表取締役・吉川奈緒美氏が今回の事業廃止に至る経緯として「弊社を取り巻く経営環境が極めて厳しい状況の中で、これまでもこうした事態を打開すべく、営業の強化及び不採算部門の閉鎖並びに当該閉鎖に伴う販売拠点の集約化など、皆様のご理解・ご協力を賜りながら、様々な経営努力をして参りました。しかしながら、弊社において、このまま営業を維持しても負債額が増えるのみで、企業として存続していくことは、もはや困難であると判断いたしました」とコメントしている。

ニノミヤは1945年、電子パーツの卸商「二宮無線電機商会」として設立。高度成長期以降は家電量販店を主業態とし、1990年代の最盛期には日本橋を中心に近畿・岡山地区の約30店舗で一千億円近い年商を上げていたものの、バブル経済崩壊後の消費不振や関東系大手家電量販店等の関西出店による競合激化から経営が悪化。2005年1月には債権者による会社更生法申請によって経営破綻した。
2005年秋からは店舗網を日本橋地区の3店舗に縮小し、米国の投資ファンド・ローンスターの傘下で再建を図ったものの経営は好転せず、ほどなく家電販売からは全面撤退。店舗も日本橋本店のみとなり、電子パーツ販売の「パーツランド」と玩具・模型販売の「ホビックス」部門のみで営業を継続していた。

■株式会社ニノミヤ 公式サイト
http://www.ninomiya.co.jp/
■関連リンク
ニノミヤ – Wikipedia
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唯一の営業店舗であった日本橋本店

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 閉店の告知

【5/17 23:00追記】その後、公式サイトでの事業廃止告知からは社長のコメントだけがなぜか削除されている。
【5/24 11:00追記】6月10日閉店とされていたパーツランドであるが、17日の廃業発表以降営業は全く行われておらず、このままなし崩し的に営業終了の幕切れとなる可能性が濃厚。
【6/6 10:00追記】トップページにおけるパーツランドについての告知内容が「電子部品(パーツ)の販売に関しましては、平成19年6月10日をもって販売終了とご案内しておりましたが、現在棚卸作業の為、販売を中止しております」と変更されている。当初の営業終了予定日まであと数日もないことから、このまま営業終了となることがほぼ確定か。

 

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